由緒正しき日本の美 京都御所

多くの寺院が存在する京都。しかし京都には寺院だけがあったのではありません。

京都には平安京がありました。天皇が住まう内裏。
鎌倉時代中期から明治時代初期まで天皇が住んでいた宮殿、皇居は現在『京都御所』と呼ばれています。

京都府は平安の香りを感じる観光名所が多くあります。そうするとやはり寺院が挙げられがちですが寺院以外にも古の風を感じる名所が数多く現存しています。

その代表格であり日本の歴史を語る上で外せないのが京都御所です。

京都府京都市の上京区にある京都御所は、かつての皇居であり、明治維新で天皇の皇居が東京の旧江戸城に移った為、現役での皇居ではありません。

しかし、日本の歴史の表舞台だった京都。かつて天皇が住んだ皇居であることから日本の文化遺産、宝として大切に保存されています。

この京都御所の権威は大変高く、皇太子が天皇となる即位の儀は第125代天皇である今上天皇(平成天皇)の即位の儀が史上初めて東京の皇居で執り行われるまで、京都御所で執り行うのが通例とされていました。

東京の皇居も緑が生い茂り四季を通して大変美しい風景を見せてくれますが、平安より続く京都の皇居、京都御所も日本の美を見せてくれます。

残念ながら通常は一般の人は京都御所に自由に立ち入ることはできませんが、その美しい風景を多くの人に見てもらおうと春の桜の季節そして秋の紅葉の季節には中に入ることができます。

京都御所の紅葉。普段見ることのできない風景を求め大変多くの観光客が京都御所へ足を運びます。

京都御所に一度足を踏み入れれば、そこは平安の香り漂う紅の世界。美しすぎる風景に訪れた人々は言葉を失うほどです。

京都府の観光名所の中でも、由緒正しく、また敷居の高さもあってか、京都御所と寺院などと比較すると訪れる人は年配者の方の占める割合が多いようです。

また、日本の歴史を学ぶため、日本の美を肌で感じるために外国人観光客や大学生も多く訪れる名所です。

京都御所が開かれる僅かな期間。紅葉見るために訪れた人々は、まるで時を切り取るかのようにカメラのシャッターを押していきます。

京都御所の敷地は非常に広く、また天皇の住まう宮殿、皇居ですから建造物も時代背景を考慮するまでもなく非常に質が高く洗練されています。

古い建造物を眺めるだけでも時の移ろいに心が高揚する人も多いでしょう、一方で紅葉を見るために京都御所を訪れるというのも一瞬の美を尊ぶ日本の精神そのものでオツではないでしょうか?

日本の歴史に堂々と佇む京都御所。数多の時代を超えて私達に日本の美を遺す貴重な文化遺産なのです。